なんとなく哀愁を

大阪で哀愁を拾い集めています。

レトロ物件「東谷町ビル」その1

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谷町九丁目にある住宅。様々な色調のタイルが散りばめられた、一見デザイナーズマンションのように見える建物なのだが...。

 

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よくよく見ると、どうやらこの模様はすべて壁の補強による修繕の跡のようだ。脆くなった部分を新しいタイルに交換する、という修繕を繰り返した結果、このようなモザイク調に仕上がったのだと思われる。

 

色とりどりのモザイクは、この住宅が建てられてから今日に至るまでの歳月を示している。幾度と無く見舞われたであろう台風や地震に、傷を負いながらも耐え忍んだ証。

 

年季の入った建物ならではの、歴史とドラマが刻まれた外見。なんとも感慨深いものを感じさせられる、素敵な物件である。

 

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